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Malerei
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About me

​始まりの物語

🇯🇵

私はずっと絵を描くことに情熱を抱き、20代から「Rie」というペンネームで詩や作品を発表してきました。長年書道を学びながらも、油絵や大作は「いつか」と思い続けていました。

 

1999年3月、母が突然63歳で亡くなり、その喪失感から「後回しにせず、やりたいことを今やる」大切さを痛感しました。40代になり、ようやく大きなキャンバスに向かい、風景・肖像・抽象など様々な油絵を描きました。色彩で表現することは、創造の自由や集中、達成感をもたらし、私の心を癒しました。

 

数年後、作品を展示する機会が訪れます。陶芸家の友人に誘われ、ツーク旧市街ホールの展覧会に参加。オンライン展示も実現し、眠っていた作品が新たな息を吹き返しました。

 

Rie’s Atelierでは、絵画だけでなく、写真、書籍、掛け軸、茶道具、石など、私が愛してきたアートの形を紹介していきます。

鈴木桂
桂さん書いているところ②.jpeg
Books

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東洋のマインドフルネスが西洋で広く知られるようになった今、多くの人が「内なる世界」に意識を向けて静かに座る、そんな修行者の姿を思い浮かべるのではないでしょうか。確かにそれもマインドフルネスの一つの形ですが、私が出会ってきた古来の実践には、それ以上の深い可能性があると感じています。

私が特に魅了されてきたのは、日本の茶道に込められた「忘れられた叡智」です。そこに流れる静けさ、所作の一つひとつに宿る思いやり。それらはすべて、他者との関係性の中でこそ開かれるマインドフルネスの在り方を教えてくれました。

マインドフルネスの本当の目的は、ただ自分の内側を見つめることではありません。私たち一人ひとりが生まれ持っている「目に見えない贈り物(Invisible Gifts)」を見つけ出し、それを周りの人々と分かち合うことにあります。それは、人間関係を癒やし、深める力になるだけでなく、この地球とのつながりをも強めてくれるものです。

こうした考えをもとにまとめた私の手法は、2022年11月にベリー・パウエル・プレスより出版された
『目に見えない贈り物(Invisible Gifts):人間関係を深め、修復するための画期的マインドフルネス法』
の中で詳しく紹介しています。

私の「インビジブル・ギフト・メソッド」は、8歳から12歳の子どもたちに向けて、鳥と魚、二つの世界を持つ不思議なキャラクター「バードフィッシュ」の目を通して紹介しています。感情の知性を楽しく学べる、まさに理想的な贈り物だと私は考えています。

鳥でありながら魚でもあるスターラクは、ずっとどちらの世界にも馴染めずにいました。そんな彼女が自分の居場所を探して旅立つと、不思議なクリスタルの島と新しい謎めいた案内人が現れます。そこで彼女は、自分が「違う」からこそ、想像以上の力を持っていることに気づくのです。

しかし、そのクリスタルの島は今まさに崩壊の危機に直面しています。スターラクは選択を迫られます。自分を拒んだ鳥や魚たちを見捨てるのか、それとも新たに得た力を使って、彼らを救い、不可能に思える溝を埋めるために立ち上がるのか――。

私はこの物語を通して、違いを恐れず、自分らしさを力に変える勇気を子どもたちに伝えたいと思っています。そして、彼らが自分自身や周りの人との関係を深く理解し、育んでいくきっかけになればと願っています。

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